苦手な分野へのチャレンジに際しては、最初から期待を上回る結果や成果を求めてはなりません。どれだけ万全のお手本が与えられ、隣に熟練者が付き添い常に助言を届けたとしても、最初からスムーズに事が運ばないのは当然であり、仮にそれが可能であれば、誰も悩んだり試行錯誤を重ねたりはしません。これは乱雑状態が気になりつつも、結局自力での改善が叶わない片付けに関しても、勿論共通しています。
一念発起から一生懸命チャレンジした結果が意に沿わなかったり、満足とは程遠かった場合、やはり人間である以上、諦めモードになり、「もう2度としない!」とか「片付けが出来なくても生きて行ける」などと開き直ってしまっても不思議ではありません。しかしながら、こうした場面でこそ、まずは冷静に深呼吸をして、自身の努力が報われなかった理由を探ってくことが大切です。
多くのケースでは高過ぎるハードルを自身に課していたり、忙しい毎日の中、習慣的に続けるのが困難な多過ぎる作業量や難しい作業内容を伴っていたりなど、無意味に自身を追い込んでいた可能性が否めません。片付けは日常生活上のあくまで自然な作業であり、構えたり肩肘張る必要はありません。大切なのは「習慣化」なのです。